奈良公園一帯の冬の風物詩の一つ、「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」が今年も開催。世界遺産の東大寺、興福寺、春日大社が幻想的な光の回廊でつながれてとっても神秘的。そんな「しあわせ回廊なら瑠璃絵」の2024年の開催情報を紹介します。
「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」とは
世界遺産にも登録されている春日大社、興福寺、東大寺が幻想的なイルミネーションで彩られます。イルミネーションは奈良時代にシルクロードを通って、遣唐使によって日本にもたらされた瑠璃をイメージした深い青が基調になっています。
瑠璃はラピスラズリとも呼ばれる青色の宝石。仏教では、四宝や七宝と呼ばれる宝石の中で唯一青い宝石で、瑠璃の深い青色は、至上の色として神聖視されてきました。 春日大社には「瑠璃灯籠」、正倉院にはシルクロードを通じてもたらされた「瑠璃杯」が納められています。
奈良との関わりも深い青色の宝石「瑠璃」にちなんだ瑠璃色をイメージした青いイルミネーションで照らされる古都・奈良の風景を絵画に見立て「瑠璃絵」と名付けられています。
しあわせ回廊という言葉には、なら瑠璃絵期間中に夜間拝観を実施する三社寺それぞれで手を合わせることで一人ひとりに幸せが訪れるように、そして、みなさんの祈りが大きな平和の祈りとなって世界に届き、瑠璃色の美しい地球がいつまでも輝くように、といった願いが込められています。
開催期間
2024年2月8日(木)〜2月14日(水)
春日大社
御本殿夜間特別参拝
2月10日(土)~12日(月)
18時~20時30分(特別参拝最終受付20時)
※特別参拝料別途要 初穂料 500円
御本殿夜間参拝
2月8日(木)・9日(金)・13日(火)14日(水)
18時~20時30分(最終入場20時 閉門20時30分)
※一般参拝所までのご参拝 ※授与所の開設はありません
燈籠点灯
御本社回廊(正面東西御廊)釣燈籠点灯 及び 一之鳥居~中門燈籠点灯
※2月10日(土)~12日(月)
御本社回廊釣燈籠点灯 及び 一之鳥居~中門燈籠点灯
興福寺
中金堂 夜間特別拝観
2/10(土)~2/12(月) 17時~20時(最終入堂19時45分)
※拝観料別途要 大人500円
※ 御朱印は中金堂受付にて授与(最終受付19:45)
中金堂前光の演出
2/8(木)~2/14(水) 17時~20時
東大寺
大仏殿夜間特別開扉
2/10(土)~2/12(月)(最終入堂19時45分)17時~20時
※拝観料無料
大仏殿 中門外側からの拝観
2月8日(木)・9日(金)・13日(火)14日(水)18時~20時
※大仏殿への入堂は不可
大仏殿、中門、南大門、金剛力士立像のライトアップ、
観相窓の開扉、金銅八角燈籠の点灯
2月8日(木)~2月14日(水)いずれも20時まで
光の演出
開催日:2024年2月8日(木) ~2月14日(水)
- 春日大社参道(二之鳥居~南門) 18時~21時
- 春日大社 萬葉植物園 18時~20時45分
- 春日大社 国宝殿/プロジェクションマッピング 18時~19時45分
- 興福寺 北参道、中金堂前 18時~21時
- 東大寺大仏殿参道(回廊内) 18時~20時
- 浮雲園地会場 光のオブジェ 18時~21時
夜参り提灯 (参加無料)
開催期間 2023年2月8日(木)~2月14日(水)
瑠璃絵ナビゲーターの案内のもと、実際に提灯を持って会場を巡ります。
各コース1日1回15分前から受付開始、約10名程度、各30分程度(片道の案内)
※雨天、悪天候時中止※先着順
花たんざく販売
願いの花たんざくが販売されます
開催期間
2023年2月8日(木)~2月14日(水) 18時〜20時45分
(17時50分~ 販売開始 ~20時45分 販売終了・最終入場)
開催場所:萬葉植物園
販売価格:1人500円/小学生以下無料
しあわせココアの販売
開催日時 2024年2月8日(木)~2月14日(水)17時~20時45分
1615年創業の黒川本家が吉野本葛入り「しあわせココア」を販売します。
販売価格は500円(売り切れ次第終了)。
奈良公園バースデー花火
開催日 2023年2月14日(水) カウントダウンイベ ント19時〜(花火は19時30分~)
※荒天時中止、順延なし
開催場所 春日野園地
奈良公園が開園したのは明治13年(1880)2月14日。奈良公園の開園日を祝う、そして2024年の「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」のフィナーレを飾る冬の花火大会。バレンタインデーの日の冬の古都奈良の夜空が色とりどりの鮮やかな花火で彩られます。